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文献詳細

雑誌文献

臨床検査13巻8号

1969年08月発行

文献概要

グラフ

抗体産生細胞

著者: 天木一太1 入交清博1

所属機関: 1日大萩原内科

ページ範囲:P.633 - P.640

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抗体を産生する細胞は,抗体産生細胞,とよばれており,リンパ球系細胞と形質細胞とがある.しかし,リンパ球のうちで,どのような形態を有するリンパ球が抗体を産生している細胞であるかは明らかでない.これは抗体産生細胞の同定が技術的に困難なためである.
現在,抗体産生細胞の同定法としては,螢光抗体法,microdrop法,電子顕微鏡によるフェリチン抗体法などがあるが,特異性や細胞観察にそれぞれ長短がある.われわれの教室では,Jerneの寒天プラーク法を顕微鏡で検査するよう改良し,本細胞の形態学的観察にすぐれた方法を考案した,また,自己免疫疾患の自己抗体産生細胞の同定法を新しく開発しているので,以下われわれの抗体産生細胞の検査法と抗体産生細胞の形態について紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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