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文献詳細

雑誌文献

臨床検査13巻8号

1969年08月発行

文献概要

研究

血清トリグリセライド値とリン脂質,コレステロールの関係

著者: 村井哲夫12 湯島幸治3

所属機関: 1関東労災病院検査科 2順天堂大学臨床病理学教室 3都立大久保病院検査科

ページ範囲:P.691 - P.694

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 最近,動脈硬化症,糖尿病,ネフローゼなどにおける血中脂質の動きが注目されている.臨床検査の分野でも,それら疾患の診断,治療効果,予後の判定などの情報を得る手段として脂質の測定が要求されるようになった.検査室でも臨床よりの要求に答え,従来から測定していたコレステロール(以下「コ」)に加えて,トリグリセライド(以下「ト」),遊離脂肪酸(NEFA),リン脂質(以下「P」),β-リポプロティン(β-L)の測定を実施するようになってきた.著者らは血清「ト」値の測定を検査室で採用するにあたり,健康人の血清「ト」値の日差変動,食餌による影響の経時的変化を調べるとともに,血清「コ」値,血清「P」値などとの相関を調べた.さらに糖尿病患者について6カ月間にわたり,上記脂質の測定を行ない,その変化を調べたのであわせて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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