文献詳細
文献概要
ひろば
O-Toluidin法による血糖測定には580mμ付近の波長を!
著者: 山本五郎1
所属機関: 1国立京都療養所研究検査科
ページ範囲:P.702 - P.702
文献購入ページに移動 血糖検査は,保険点数の割に手間のかかる検査であったが,2-3年前よりO-Toluidin法を採用することにより,今まで検査に1時間を要していたのが,15分ぐらいに短縮され,また操作も簡単なものとなって,ようやく保険点数との間にバランスを保つようになった.
しかし,O-Toluidin法による血糖測定にも泣きどころといったものがないわけではない。第1に,糖液を水で稀釈した検量線と,標準血清を用いて作った検量線とが一致しないことであり,第2に溶血の影響,黄疸の影響がみられることであり,第3に遠沈して,血清または血漿を分離しなければならないことである.
しかし,O-Toluidin法による血糖測定にも泣きどころといったものがないわけではない。第1に,糖液を水で稀釈した検量線と,標準血清を用いて作った検量線とが一致しないことであり,第2に溶血の影響,黄疸の影響がみられることであり,第3に遠沈して,血清または血漿を分離しなければならないことである.
掲載誌情報