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文献詳細

雑誌文献

臨床検査14巻12号

1970年12月発行

文献概要

特集 日常検査法—基礎と要点 部門別の基礎技術 Ⅲ.血液学

血液像

著者: 山岸司久1

所属機関: 1京大第1内科

ページ範囲:P.1242 - P.1246

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血液像をみるまで
 正しい血液像を得るためには血液塗抹標本の正しい作り方を知っていなければならないことはもちろんである.塗抹,乾燥,固定,染色の過程の1つでも正しくないとよい血液塗抹標本は得られず,細胞の同定に困難を感じ,そのために誤りを生ずるおそれがある.これらの正しい方法に関しては多数の成書に記載されているので詳細は省略するが,私の経験から注意すべき点を列挙すると,
1)塗抹標本の乾燥は可及的すみやかに行なうこと.乾燥速度が遅いと白血球が乾燥途中で収縮して小さくなり細胞同定に困難を感ずる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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