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文献詳細

雑誌文献

臨床検査14巻12号

1970年12月発行

文献概要

特集 日常検査法—基礎と要点 部門別の基礎技術 Ⅲ.血液学

採血と血算

著者: 山口延男1

所属機関: 1京大病院中検

ページ範囲:P.1257 - P.1274

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はじめに
 採血は一種の血液のBiopsyであって,全血液量(体重の1/13)の一小部分を採って病態をうかがうための重要な操作である.最近の検査の発達および中央検査室の普及によって,特に静脈血が使用される機会が多くなり,また血液検査では自動分析器の導入によって測定法や測定値の内容に著しい多様性をもつようになった。
 現在における血液検査法については,①諸種の測定技術の習熟とともに,②現在行なわれている測定法(古典的測定法や自動計数法など)についての見識と選択力,③測定に付属する血液学的な知識(採血部位,抗凝固剤など)をますます必要とするようになっている.本篇では採血や血液の取り扱い方法とともに,血球計数の全体的な見通しと実際の測定技術の要点について,できるだけ包括的に取り扱った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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