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文献詳細

雑誌文献

臨床検査14巻12号

1970年12月発行

文献概要

特集 日常検査法—基礎と要点 部門別の基礎技術 Ⅳ.細菌学

穿刺液,膿(分泌物も含む)の検査法

著者: 小栗豊子1

所属機関: 1順大医院中検細菌検査室

ページ範囲:P.1275 - P.1281

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 これらの材料は,常在菌の混入することは特殊なものをのぞいてはまれである.したがって材料中に含まれている菌種は,病巣の形成に関与しているものと考えられる.それゆえに菌検索は,材料中に含まれる菌をもれなく検出するという精度がのぞまれる.膿,分泌物,穿刺液より検出されるおもな病原菌を,その由来する材料別に表1に示した.これよりそれぞれの材料より検出可能な菌種を知り,分離培地を選択してみると表3のようになる.
 以下述べるにあたり,まず好気性菌の検査をも含めた検査材料の取り扱い方について記し,次に嫌気性菌の検索法について述べることにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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