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特集 日常検査法—基礎と要点 部門別の基礎技術 Ⅳ.細菌学
結核菌,真菌(痰)
著者: 徐慶一郎1
所属機関: 1関東逓信病院第1臨床検査科
ページ範囲:P.1288 - P.1292
文献購入ページに移動まえがき
喀痰の細菌学的検査といえば,まず第1に取り上げられるのは,結核菌に対する検査であるが,これに次いで,結核としばしばまちがわれるカンジダ,アスペルギルスなど,真菌の検査が問題になる.
これらは主として肺の慢性感染症の際であるが,急性の肺感染症では,むしろ,一般細菌,なかでもブドウ球菌,レンサ球菌,肺炎球菌などのグラム陽性球菌をはじめ,肺炎杆菌,インフルエンザ菌,緑膿菌,その他のグラム陰性杆菌が問題となる.
喀痰の細菌学的検査といえば,まず第1に取り上げられるのは,結核菌に対する検査であるが,これに次いで,結核としばしばまちがわれるカンジダ,アスペルギルスなど,真菌の検査が問題になる.
これらは主として肺の慢性感染症の際であるが,急性の肺感染症では,むしろ,一般細菌,なかでもブドウ球菌,レンサ球菌,肺炎球菌などのグラム陽性球菌をはじめ,肺炎杆菌,インフルエンザ菌,緑膿菌,その他のグラム陰性杆菌が問題となる.
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