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特集 日常検査法—基礎と要点 部門別の基礎技術 Ⅳ.細菌学
血液および髄液の細菌学的検査
著者: 高橋昭三1
所属機関: 1結核予防会結核研究所細菌血清学科
ページ範囲:P.1300 - P.1304
文献購入ページに移動 一般に,正常時においては無菌とされる部位からの材料は,病原菌と思われる菌のすべてが検出されるような培養法によって検査が行なわれる必要がある.検出された菌種により,治療法がはじめて確立するからである.このような検体としては,血液,髄液が代表的なものである.
常在菌叢のある部位から採取された検体の場合と違って,何らかの微生物が検出された揚合,迷入した雑菌と断定されないかぎり,病原菌とみなさねばならないので,検体の取り扱いには,無菌操作が特にきびしく要求される.具体的に,血液の細菌検査法をまず取り上げて考えることにする.
常在菌叢のある部位から採取された検体の場合と違って,何らかの微生物が検出された揚合,迷入した雑菌と断定されないかぎり,病原菌とみなさねばならないので,検体の取り扱いには,無菌操作が特にきびしく要求される.具体的に,血液の細菌検査法をまず取り上げて考えることにする.
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