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文献詳細

雑誌文献

臨床検査14巻12号

1970年12月発行

文献概要

特集 日常検査法—基礎と要点 部門別の基礎技術 Ⅶ.生理検査

心電図—撮影の基本とその意義

著者: 高橋辰広1

所属機関: 1日大第2内科

ページ範囲:P.1344 - P.1351

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はじめに
 心電図は心臓の活動によって生ずる電気的変動をグラフに描かせたもので,生理学的な心臓機能検査のうちの1つである.
 最近,電子工学の発達により,ごく微弱な心臓の活動電位を増幅する技術が進歩し,心電図撮影は容易となり全国に普及している.しかし,心電図撮影が容易となり普及化したが,そのために心電図撮影は惰性的となり,技術者は心電図撮影の意義を理解せずに単に機械的に撮影をくり返し,大きなミスをきたすことがあり,医師も技術者を十分に指導せずにそのミスを容認している点を見受けることが多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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