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文献詳細

雑誌文献

臨床検査14巻12号

1970年12月発行

文献概要

特集 日常検査法—基礎と要点 部門別の基礎技術 Ⅷ.一般検査

尿検査簡易法とその注意

著者: 林康之1

所属機関: 1順大・臨床病理

ページ範囲:P.1366 - P.1370

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尿比重測定法
1.屈折計法
 尿比重測定に比重計を用いると相当量の尿が必要となり,尿を移し替えることによる検体相互汚染の危険もあるので,屈折計を利用するようになった.尿屈折率と尿比重とは図1のごとくほぼ比例するので,屈折率測定で十分代用できる.尿屈折率の測定は,尿も1滴ですみ屈折計の取り扱いもやさしく,屈折率目盛りと同時に尿比重目盛りの示してある屈折計も市販されている.また検体相互の汚染も考えなくてすみ,所要時間もわずかですむなど利点が多い.しかし混濁尿では目盛りの読みとりがむずかしく,プリズム部分の温度変化によって屈折率が変わり,比重が誤まって測定されるなどの欠点もある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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