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文献詳細

雑誌文献

臨床検査14巻12号

1970年12月発行

文献概要

特集 日常検査法—基礎と要点 部門別の基礎技術 Ⅷ.一般検査

穿刺液

著者: 鈴木宏1

所属機関: 1東大第1内科

ページ範囲:P.1390 - P.1391

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 胸腔,腹腔あるいは心嚢腔などの漿液腔は正常の場合にはごく少量の液体があるだけであるが,病的な状態になると多量の液体が貯留し,それぞれ,胸水(pleuraleffusion),腹水(ascites),心嚢液(pericardial effusion)と呼ばれる.内科的に見られる穿刺液はこれらがほとんどであるが,このほかに嚢腫(卵巣,腎,膵,肝など)の穿刺液がある.
 穿刺液は色調,混濁の有無,絮状物,凝固物,沈殿の有無などから,漿液性,膿性,血性,腐敗性,乳糜性に分けられる.これらの色調,細胞成分および出現する疾患は表1に示すとおりである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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