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文献詳細

雑誌文献

臨床検査14巻13号

1970年12月発行

文献概要

1ページの知識 生化学

試薬の分注

著者: 降矢熒1

所属機関: 1東女医大・生化学

ページ範囲:P.1453 - P.1453

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 定量操作では試薬の添加が多くの部分を占めている.これをいかに合理的に行なうかは,その能率と精度に大きな影響をもっている.
 以前はホルピペットやメスピペットが用いられていた.これらの欠点は,口を使うため,感染や悪ガスを吸い込むなどの危険があることである.そこでピペット類にゴムキャップをつけたり,あまり正確を要しないときは駒込ピペットを用いることもある.ピペット類は排出時間を一定にする必要があるから,ゴムキャップをつけるときには,その圧し方を一定にする必要がある.自然排出を望むときには,ゴム製ピペッターや百瀬式ピペットを用いる.またビューレットを用いて分注することもある.メスピペットをビュレーット替わりに用いることもあるが,精度はかなり落ちる.多くの型式の自動ビューレットの中には試薬の分注に適したものがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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