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文献詳細

雑誌文献

臨床検査14巻5号

1970年05月発行

文献概要

ひろば

衛生検査技師の立場から

著者: 軍司光夫1

所属機関: 1国立水戸病院研究検査科

ページ範囲:P.450 - P.450

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医師の指示について
 衛生検査技師は,患者に直接間接を問わず,検査成績を知らせることは周知のとおり禁じられていることである.しかし,まれではあるが外来診療で急を要する場合に,医師が患者に直接検査成績をもって来るよう指示している場合がある.それにはいろいろと施設の状況(入手不足など)があろうが,この場合,衛生検査技師は患者の手に検査成績を直接渡すべきか否かが問題点になろう.衛生検査技師の立場からはこれは許されるべきではないが,医師の指示によるということになれば,話は別になってくると思う.しかし現実には,患者に検査成績を手渡しているのが現状だが,特にこの場合確かに医師の指示かどうか再確認を是非必要とすべきと思われる.どこまでも医師の指示どおり行なえば問題にはなるまい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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