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文献詳細

雑誌文献

臨床検査14巻6号

1970年06月発行

文献概要

1ページの知識 血清

リウマチ因子とRA-テスト

著者: 水谷昭夫1

所属機関: 1京府医大・臨床検査部

ページ範囲:P.571 - P.571

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Rheumatoid factor-RF
 RFは関節リウマチ患者のおおくにみられるMW約100万の特異なマクログロブリンで,電気泳動ではβ-γ領域に出現する.免疫グロブリンクラスとしてはIg-Mに属するものとされるが,Ig-G class,Ig-A classのものもあるらしい.尿素処理,または加熱による変性を受けたIg-Gと沈降物を作り,aggregatedの哺乳類のIg-Gとはよく反応するが,鳥類のものとは反応しがたいということである.
 RFが,このようにヒトγ-グロブリンと反応することから,これをγ-グロブリンに対する自己抗体と考える人は多い.しかし,このように抗体とは考えない意見もある(Aho, K., 1961).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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