文献詳細
文献概要
ひろば
ハルンカップに妙な結晶が
著者: 三宅訓子1
所属機関: 1千葉・社会保険船橋中央病院検査科
ページ範囲:P.766 - P.766
文献購入ページに移動 私どもの検査室では,尿検査の際に採尿用コップとしてハルンカップラミネートを使用しておりました.ところが昨年の10月ごろより,尿沈渣に変形したシュウ酸カルシウムのような結晶がたびたび現われるようになり,注意しておりますと,全部の尿沈渣に多い少ないはあっても,必ず出現することがわかりました.その原因を検討した結果,採用コップとして使用しているラミネートカップが原因であることがわかりました.
尿コップ20個に水道水100mlずつ入れて,15分後と30分後にそれぞれスピッツに採り遠沈して鏡検しましたところ,全部の沈渣に疑問に思っていた結晶が現われました.平均3-4個/1視野(40×10)程度ですが,尿沈渣の場合は,尿に多少の粘液性があるためか,多数現われます.
尿コップ20個に水道水100mlずつ入れて,15分後と30分後にそれぞれスピッツに採り遠沈して鏡検しましたところ,全部の沈渣に疑問に思っていた結晶が現われました.平均3-4個/1視野(40×10)程度ですが,尿沈渣の場合は,尿に多少の粘液性があるためか,多数現われます.
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