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研究
デスクリート試料処理方式による自動化学分析—Ⅰ.チモール混濁試験
著者: 奥田稔1 小崎繁昭2
所属機関: 1順大臨床病理 2順大医院中検
ページ範囲:P.83 - P.86
文献購入ページに移動Skeggs(1957)1)の開発した連続フロー方式による自動分析法はすべての化学反応,単位操作を密閉された可撓性のチューブ系内で行なうことを特徴とする,きわめてすぐれた方法である.
今日,この方式に基づいた自動分析装置が臨床検査の分野で必需の機器として広く普及していることは,あらためていうまでもない.一方,自動化への別の接近方法として,デスクリート試料処理方式(discrete-samplehandling4))が最近急速に発達してきた.現在,20機種にも及ぶこの方式による自動分析装置が市販されている.この自動分析法の利点の1つはすでに確立している用手法をそのままプログラムして実施できることである4,5).
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