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文献詳細

雑誌文献

臨床検査15巻1号

1971年01月発行

文献概要

私のくふう

アルブミン%よりA/G比への変換

著者: 平子隆夫1

所属機関: 1名大病院中検生化学検査室

ページ範囲:P.89 - P.89

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 血清タンパク分画は肝硬変,ネフローゼ,骨髄腫その他タンパクの生合成ならびに漏出のある疾患のスクリーニング,治療,予後診断のためぜひ必要な検査で,最近は,濾紙電気泳動から種々の点で有利なセルロース・アセテート膜を支持体とした電気泳動に替わり,完全にルチーン・ワークの一環として検査されるようになった.
 血清タンパク分画値は,まず総タンパク量を,タンパク計またはビュレット法で求め,そして血清を電気泳動,染色し,デンシトメトリー(または水酸化ナトリウム溶液による抽出)をし,各分画の比率(%),絶対量(g/dl)を計算し,A/G比を算出しなければならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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