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文献詳細

雑誌文献

臨床検査15巻2号

1971年02月発行

文献概要

Senior Course 血液

血液凝固スクリーニング・テスト

著者: 鈴木弘文1

所属機関: 1神奈川県立衛生短大,東医大・臨床病理

ページ範囲:P.202 - P.202

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 出血性素因の原因は血管壁の異常,血小板(数,機能)の異常,凝固因子の異常(線溶系の異常も含む)に大別される.したがって出血性素因の検査に際しては,まずスクリーニング・テストにより,これらのうちどの部分の異常によるものか鑑別する必要がある.また術前検査などの場合でも,これらのいずれの部分にも異常がないことを確かめておくことが必要である.
 スクリーニング・テストとしては比較的簡単に実施でき,しかも信頼度の高い検査法が選ばれるが,①血管および血小板の検査,②凝固因子および線溶検査の2群に分類される.しかし,止血機溝そのものが血管壁,血小板,凝固因子が協同して成立していることから判然と分類されるわけではない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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