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文献詳細

雑誌文献

臨床検査15巻8号

1971年08月発行

文献概要

寄生虫・原虫の生活環・2

肺吸虫—(Paragonimus westermani)

著者: 鈴木了司1

所属機関: 1国立予防衛生研究所寄生虫部・第2室

ページ範囲:P.750 - P.751

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 吸虫類,特に二生目に属する吸虫の生活環は非常に複雑で,すべご中間宿主を必要とし,世代の交番が営なまれ,中間宿主体内で幼虫期の増殖がみられる.
 肺吸虫は肺に虫嚢を作り,その中に住む.虫嚢は結締織の壁につつまれ,中は空洞になっている.
 日本ではヒトに寄生する肺吸虫はウェステルマン肺吸虫(Paragonimus westermani)のみであるので,以下ウェステルマン肺吸虫についてその生活環を述べたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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