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再検討されつつあるCRP検査
著者: 松田重三1 河合忠1
所属機関: 1日大臨床病理
ページ範囲:P.1514 - P.1519
文献購入ページに移動従来,CRP試験において保存検体を使用すると,偽陽性を示すことがまれならずあるということがいわれてきた2).したがって,CRP試験においては新鮮な非不活化血清を使用することが一般的であったが,われわれの実験において,従来‘偽陽性’といわれてきたものの新鮮時の成績は,実は‘偽陰性’であり,CRP陰性と判定された検体の約20%においてCRPを見のがしていたことを明らかにした3).これら偽陰性を示す要因の1つとして,少なくとも補体が関与しているであろうことを確認したが4),この要因を取り除くためには,CRP試験に供する検体をすべて不活化することが有用である.
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