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ME機器の安全対策・12
ME機器の周辺
著者: 前原晃一12
所属機関: 1ME機器安全対策研究会 2栃木県・塩谷病院
ページ範囲:P.1535 - P.1539
文献購入ページに移動ME機器発達の歴史の中から
A ME機器の安全対策は,医の本来の目的から考えてたいせつなことは当然のことで,これによる事故は,仮にも許されないことではあるけれども,他面医療の現実を考えると,理想の実現は数多く複雑な要素を含んだ奥深い問題と言えましょう.ME機器の利用の歴史は古く,その安全にも相応の努力が数々はらわれてきたのですが,最近,特に取り上げられるようになった理由は何でしょう.
B それは,近年心臓カテーテル,デフィブリレーター,その他病態生理学的な研究に盛んに応用されるようになり,従来皮膚を通しての感電に対する安全を考えれば足りたものが,血管系など身体内部に電極となりうるものが挿入されるようになったので,心臓など重要臓器に対する電流のインパクトが強烈となり,格段に微少な電流が障害電流として認識され,その事故例もまた,報告されるようになったということがまず第1だと思います.
A ME機器の安全対策は,医の本来の目的から考えてたいせつなことは当然のことで,これによる事故は,仮にも許されないことではあるけれども,他面医療の現実を考えると,理想の実現は数多く複雑な要素を含んだ奥深い問題と言えましょう.ME機器の利用の歴史は古く,その安全にも相応の努力が数々はらわれてきたのですが,最近,特に取り上げられるようになった理由は何でしょう.
B それは,近年心臓カテーテル,デフィブリレーター,その他病態生理学的な研究に盛んに応用されるようになり,従来皮膚を通しての感電に対する安全を考えれば足りたものが,血管系など身体内部に電極となりうるものが挿入されるようになったので,心臓など重要臓器に対する電流のインパクトが強烈となり,格段に微少な電流が障害電流として認識され,その事故例もまた,報告されるようになったということがまず第1だと思います.
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