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文献詳細

雑誌文献

臨床検査16巻13号

1972年12月発行

文献概要

新しいキットの紹介

RA患者の血清反応検査—特にRAHAについて

著者: 前田晃1 重地元茂1 三浦武1

所属機関: 1国立白浜温泉病院検査科

ページ範囲:P.1572 - P.1573

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 リウマチ性疾患の血清学的診断については,この疾患の発症機転がまだ明らかでないため特異的な検査法もなく,各方面から研究が行なわれている.
 臨床検査の分野に応用されてきたものとしては,炎症または組織の退行性変化のある場合にきわめて早期に血清中に出現し,その回復治癒とともに減少消失する特異的タンパクを検査するCRP試験がある.また1940年Waalerが慢性関節リウマチの患者の血清中に特殊な凝集因子の存在することを発見して以来,Waaler-Rose反応,あるいはその改良法としてHeller変法などが発表され,その後さらにラテックス結合反応が発表され,手技も簡単で非特異的な陽性反応が少ない点から,広く臨床検査に採用されるようになった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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