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文献詳細

雑誌文献

臨床検査16巻3号

1972年03月発行

文献概要

技術解説

血小板数の自動計測

著者: 新谷和夫1

所属機関: 1関東逓信病院第4臨床検査科

ページ範囲:P.243 - P.249

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 血液学領域の自動化は赤血球数測定に始まりヘモグロビン,白血球数と順次その分野を拡大してきたが,血小板は粘着,凝集,崩壊しやすいという特性に加え,他の血球に比べ著しく小さいなどの事実もあり,その自動計数には多くの困難が予測されていた.しかし,幸いにもこれら諸点は遂次解決され,血小板数の自動計測もようやく実用段階にはいったと考えられるので,測定法を主体に血小板数自動計測の現況を解説したい.なお,現在実用化されている測定法は血小板富有血漿(PRP)を用いるものと全血を用いるものに2大別されるが,歴史的にみればPRP法のほうが古いので,本文でもその順に記述を進めることとする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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