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文献詳細

雑誌文献

臨床検査16巻6号

1972年06月発行

文献概要

カラーグラフ

超生体染色法による細胞鑑別—Brillant cresyl blue染色法

著者: 坂野輝夫1 坂井保信1

所属機関: 1国立がんセンター病院内科

ページ範囲:P.564 - P.565

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 白血病における急性骨髄性白血病(AML)と急性リンパ性白血病(ALL)および,悪性リンパ腫における細網肉腫(RCSA)とリンパ肉腫(LSA)は薬剤感受性,生存期間,白血化率などに相違があるため鑑別診断は臨床上も重要である.細胞診における鑑別診断上有用と考えられるBrillant cresylblue超生体染色法(BCB)による核小体所見について述べる.方法はスライドガラス上に0.5-1%Brillant cresyl blueアルコール溶液を滴下し,ガラス棒で均等に薄い色素膜を作り,検体をカバーグラスの中央に1滴のせ色素膜上に軽く圧迫したあと,封入油浸で30分以内に観察する.それぞれの問題となる白血病細胞,肉腫細胞,癌細胞などの核小体を図1をもとに100個数え核小体像を作製し1型で50%を越える型がある場合はそれを表現型とし,1型が50%以下の場合は百分率の多い型から合計し50%を越えるに要する型を表現型として列記する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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