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文献詳細

雑誌文献

臨床検査16巻9号

1972年09月発行

文献概要

特集 負荷機能検査法

運動負荷心電図

著者: 成沢達郎1

所属機関: 1昭和大・第3内科

ページ範囲:P.939 - P.947

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 循環器系の負荷試験として,負荷に用いられる方法は,薬剤によるもの,運動,低酸素,精神的ストレスによるもの,さらに最近では人工ペースメーカーによる電気刺激によるものなどがあげられる.われわれが日常臨床的に利用している負荷試験の目的は,潜在的冠状動脈硬化,いわゆる虚血性心疾患の発見と診断,心疾患患者(虚血性心疾患,弁膜性心疾患など)のいわゆるphysical fitness(体力)の検定,ことばを替えると,心疾患の重症度の客観的な判定と許容される運動量の決定,さらに虚血性心疾患中,心筋硬塞患者の社会復帰のための体力,この場合は主として心力であるが,そのトレーニングなどがあげられる.循環器系の負荷試験はどんな方法を用いても,心血管系の予備力のテストである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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