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文献詳細

雑誌文献

臨床検査16巻9号

1972年09月発行

文献概要

Senior Course 血液

血小板抗体(2)—血小板補体結合試験

著者: 安永幸二郎1

所属機関: 1京大・第1内科

ページ範囲:P.1052 - P.1052

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 補体結合試験の原理は,抗原物質(ここでは正常血小板)に抗体を含むと考えられる検体(ここでは患者血清)と補体を加えて反応させたのち(第1相),抗ヒツジ溶血素で感作したヒツジ赤血球浮遊液を加えてインキュベートして(第2相),溶血が起これぼ,第1相で補体が十分残っていたこと,つまり抗原抗体反応は起こらなかったと推測されるし,溶血が起こらなければ,第1相で補体は消費されたこと,つまり抗原抗体反応が起こったことを意味し,検体中には抗体が存在したものと推定するのである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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