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文献詳細

雑誌文献

臨床検査16巻9号

1972年09月発行

文献概要

Senior Course 業務指導のポイント

電話応対と検査室

著者: 志賀フサ子1 舘野捷子2

所属機関: 1東大施設部通信連絡課 2東大病院中央検査部

ページ範囲:P.1057 - P.1057

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1.電話応対のABC
 ‘お早ようございます,××検査室です’.今日の仕事がまた始まる.第一声のよしあしはその日の仕事の進行に少なからず影響する.たかが電話ぐらい……と思っていないだろうか.検査室では毎日電話をかけ,受けそして臨床や他の検査室との間に,オーダーやデータ報告がいきかっている.
 車の事故は免許をとって間もないころよりも,運転に慣れてきたころが多いといわれる.電話のトラブルもこれと同じで‘自分はベテラン’という慢心が思わぬ失敗を招く.‘さようでございますか…’などといいながら電話器の前でおじぎをしている人がいる.電話は声とことばのやりとりで,姿は見えないからおじぎはむだなことだと思われているが,声は心のひびきであり,同じ声でもそのときの感情が敏感に相手に伝わる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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