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文献詳細

雑誌文献

臨床検査17巻10号

1973年10月発行

文献概要

新しいキットの紹介

アルカリアゾビリルビンブルー法によるビリルビン測定新キットの検討

著者: 八島弘昌1 広本淳子1 植木弘明1 松田由美子1

所属機関: 1県立広島病院第二研究検査科

ページ範囲:P.1135 - P.1138

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はじめに
 血清ビリルビンの測定法は1913年Van den Bergh1)がビリルビンにジァゾ試薬を加えてアゾ色素を発色させる方法を発表して以来1936年Jendrassik Cleghorn法2),1937年Malloy-Evelyn法3)が相次いで発表されビリルビンの代表的測定法となった.両法ともに多量の血清を必要とし,試薬特にメタノールの純度によりタンパク質が白濁し,バラツキが大きくなる欠点があったが,1961年Michaëlsson4)がこれらの欠点を補う改良法を発表した.
 今般,著者らはオートァナライザーに採用されているJendrassik Grof法の改良法であるアルカリアゾビリルビンブルーの反応を用いて,比色定量するビリルビン測定キット‘Bilistrate’(Warner Lanbert社)について検討を行ない,当院で日常検査に採用しているEvelyn-Malloyの改良法で比較的信頼されているE社キットと比較検討したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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