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新しいキットの紹介
アルカリアゾビリルビンブルー法によるビリルビン測定新キットの検討
著者: 八島弘昌1 広本淳子1 植木弘明1 松田由美子1
所属機関: 1県立広島病院第二研究検査科
ページ範囲:P.1135 - P.1138
文献購入ページに移動血清ビリルビンの測定法は1913年Van den Bergh1)がビリルビンにジァゾ試薬を加えてアゾ色素を発色させる方法を発表して以来1936年Jendrassik Cleghorn法2),1937年Malloy-Evelyn法3)が相次いで発表されビリルビンの代表的測定法となった.両法ともに多量の血清を必要とし,試薬特にメタノールの純度によりタンパク質が白濁し,バラツキが大きくなる欠点があったが,1961年Michaëlsson4)がこれらの欠点を補う改良法を発表した.
今般,著者らはオートァナライザーに採用されているJendrassik Grof法の改良法であるアルカリアゾビリルビンブルーの反応を用いて,比色定量するビリルビン測定キット‘Bilistrate’(Warner Lanbert社)について検討を行ない,当院で日常検査に採用しているEvelyn-Malloyの改良法で比較的信頼されているE社キットと比較検討したので報告する.
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