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GOD-Perid法による血糖の特異的測定法の評価
著者: 池辺正1 佐々木禎一2
所属機関: 1札幌医大病院中検 2札幌医大中検
ページ範囲:P.1139 - P.1141
文献購入ページに移動血糖測定法の歴史は古く,重量法・滴定法はもちろん,多くの還元反応によるような諸測定法はだんだんと過去のものとなり,現在の主流は酵素測定法とo-Toluidine法にしぼられてきている1).
これらの測定法は微量化・迅速性・簡易性という日常検査用としての要望に応えているばかりでなく,その高い特異性のために広く用いられているともいえよう1).しかし,Glucose oxidase(以下GODと略記)を用いる酵素法2)もすべての点で満足すべきところに到達しているわけではない.たとえば,GODによるブドウ糖の酸化は特異的であったとしても,それに続く共軛酵素(Indicator enzyme)反応系と有色色素生成という後半段階では必ずしも特異的でなく,問題が残されている.したがって多くの試みは,後半いかに特異的な反応-発色を組み合わせるかという点の改良を目標にしたものが多い.
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