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文献詳細

雑誌文献

臨床検査17巻10号

1973年10月発行

文献概要

Senior Course 血清

酵素結合した抗原による抗体の定量法について—Enzyme-liked Immunosorbent Assay;ELISA

著者: 伊藤忠一1

所属機関: 1東北大病院中検

ページ範囲:P.1163 - P.1163

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 抗体に酵素を結合させたものを用いて組織における抗原の局在を調べる方法は酵素抗体法として,現在,広く用いられている.このような酵素結合抗体または抗原を用いて試験管内で微量の抗原または抗体を定量する方法について,最近,2,3の論文の発表がある.たとえばEngvallら1,2)はアルカリ性ホスファターゼに精製した抗IgG抗体を結合させたものを用いて抗原量としてはきわめて微量なng/mlというレベルのIgGを測定することに成功しているし,またvan Weemenら3)はペルオキシダーゼとヒト胎盤性ゴナドトロピンに対する特異抗体を結合させたものを用いてゴナドトロピンを測定する方法を報告している.
 今回のシニア・コースではこのような酵素と抗原を結合させたものを用いた微量抗体の測定法についてのEn-gvallら4)の最近の論文を紹介しようと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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