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文献詳細

雑誌文献

臨床検査17巻10号

1973年10月発行

文献概要

Senior Course 生理

心臓マッサージ機

著者: 土屋喜一1 小野敏和2

所属機関: 1早稲田大学機械工学 2早稲田大学大学院機械工学

ページ範囲:P.1166 - P.1166

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 近年,わが国でも心臓疾患による死亡が激増しているが,心マッサージ法は救急心蘇生術のなかでも血液の循環を維持する方法として最も重要な役割を果たすものである.心マッサージ法は開胸式心マッサージ法と閉胸式心マッサージ法とに大別される.現在これらは用手法により施術されるのが一般であるが,用手法では術者の肉体的疲労が大きいこと(5分以上の継続はきわめて困難),心拍再開に必要な他の治療に別に医師を要すること,術者の巧拙にもよるが一般に完全な回復を得るに十分な血行動態が得られぬことなどからその機械化を図る必要性が痛感されてきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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