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文献詳細

雑誌文献

臨床検査17巻11号

1973年11月発行

文献概要

特集 自動化臨床検査法 化学

総コレステロール

著者: 中甫1

所属機関: 1三井記念病院中検

ページ範囲:P.1232 - P.1234

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 コレステロールの測定は,臨床化学検査の中でも件数の多い項目であるが,自動化の最も困難なものの一つにあげられている.その理由は,現在用いられている測定法が,いずれも強い酸を用いて発色させているので,分析機に用いている材質が,長時間使用することにより変性すること,および最終反応液の粘性が高く持ち越し誤差(キャリーオーバー)が大きくなることが最大の原因となっている.現在,一般に採用されている発色反応は,Liebermann-Burchard反応,塩化鉄—硫酸反応,o—フタルアルデヒド反応などがあげられるが,いずれの反応も自動化測定法としての応用が試みられている.ここでは,特に2種類の測定法について,その特徴および注意点を中心に解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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