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文献詳細

雑誌文献

臨床検査17巻11号

1973年11月発行

文献概要

特集 自動化臨床検査法 化学

総ビリルビン

著者: 関知次郎1

所属機関: 1名市大・中検

ページ範囲:P.1239 - P.1241

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 血清ビリルビン(Bil)の検査は,肝胆道系疾患および溶血を伴う疾患でおもに必要となるが,日常的には肝機能検査の中の1項目として行なわれていることが多く,またその件数もきわめて多い.能率化の面で考えるならばMGまたは総Bilとして自動化し,高値のものにつき直接—間接の分画を測定するのがよい.直接Bilを自動機器で測定するのは,この標準物質が得がたいことから,精度管理がむずかしく,また総Bilが,正常域にある時には分画の臨床的意義もあまり大きくないので得策ではない.
 総Bilの測定法ではジアゾ化したスルファニル酸を酸性領城で,促進剤の存在下でBilと反応させ,生じたアゾビリルビンの吸光度を測る方法が一般に行なわれている1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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