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オスモメーター
著者: 中甫1
所属機関: 1三井記念病院検査科
ページ範囲:P.1242 - P.1242
文献購入ページに移動 ある溶液を,溶媒分子を通すが溶質分子を通さない膜(半透膜)を隔てて,純粋な溶媒と接すると,溶媒分子は膜を通って溶液のほうに浸入し平衡に達する.この時,浸入する溶媒を妨げようとする過剰な圧力が浸透圧である.浸透圧はPfeffer (1877)によって定量的な実験が行なわれたが,後にvan't Hoff (1886)が浸透圧と気体の圧力が類似していることを明らかにし,ごく希薄な溶液では,次の式が成立することを示した.
πV=RTπ:浸透圧,V:溶質1グラム分子を含む溶液の体積,R:気体定数(0.082),T:絶対温度(273+α)これを書き換えるとπ=CRTC:1l当たりのモル数(C=c/M'c:1l当たりのグラム数,M:溶質の分子量)となり,この式は,理想気体の状態方程式と一致する.
πV=RTπ:浸透圧,V:溶質1グラム分子を含む溶液の体積,R:気体定数(0.082),T:絶対温度(273+α)これを書き換えるとπ=CRTC:1l当たりのモル数(C=c/M'c:1l当たりのグラム数,M:溶質の分子量)となり,この式は,理想気体の状態方程式と一致する.
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