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特集 自動化臨床検査法 化学
LDH—乳酸脱水素酵素
著者: 大場操児1
所属機関: 1順大中検
ページ範囲:P.1251 - P.1254
文献購入ページに移動A.LDHの分析原理
乳酸脱水素酵素(LDH)は乳酸⇔ピルビン酸の反応を触媒する作用をもち反応式は次のとおりである.
OH | LDHCH3—C—COOH⇔CH3—CO—COOH | 2H H NAD+←→NAD+H+ したがって,血清LDHの分析原理は,1)反応速度を測定するか,2)基質量または反応生成物の減少,増加を比色法により測定するかである.ただ,いずれにしても反応速度恒数からみてNADH→NADのほうが測定しやすいことはわかっている.以下一般に利用されている術式の分析原理を簡単に述べる.
乳酸脱水素酵素(LDH)は乳酸⇔ピルビン酸の反応を触媒する作用をもち反応式は次のとおりである.
OH | LDHCH3—C—COOH⇔CH3—CO—COOH | 2H H NAD+←→NAD+H+ したがって,血清LDHの分析原理は,1)反応速度を測定するか,2)基質量または反応生成物の減少,増加を比色法により測定するかである.ただ,いずれにしても反応速度恒数からみてNADH→NADのほうが測定しやすいことはわかっている.以下一般に利用されている術式の分析原理を簡単に述べる.
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