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文献詳細

雑誌文献

臨床検査17巻2号

1973年02月発行

文献概要

カラーグラフ

好酸球と好塩基球

著者: 木村郁郎1

所属機関: 1岡山大第2内科

ページ範囲:P.130 - P.131

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 従来好酸球はアレルギーと関係深いことが知られていたが,最近ではさらに好塩基球とアレルギーとの関係が明白となったので,両血液細胞についてアレルギーとの関係を中心にその形態を示し,特にわれわれの研究の端緒となった,われわれが改良した直接算定法を用いた場合の慢性骨髄性白血病,あるいは気管支喘息の両細胞,また好塩基球における抗—lgEを用いたIgEの局在とか,抗—lgEによる細胞破壊の状態,またはアレルギー反応局所への好酸球のみならず好塩基球の出現,あるいは同様の意味での喀痰中への両細胞の出現について示す.そしてこれらの細胞はアレルギー反応を惹起したのち,これを修復する働きを有し,アレルゲンに対する生体防衛に関して重要な白血球であると思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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