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ポル-Eフィルムシステム
著者: 川村明子1 林康之2
所属機関: 1順大医院中検 2順大臨床病理
ページ範囲:P.201 - P.204
文献購入ページに移動はじめに
電気泳動法の臨床的応用は,支持体の改良とともに普及発展してきたが,最近ポル-Eフィルムシステム(Pfizer社)を使用する機会を得たので紹介したい.総括的に述べると,濾紙,セルロース・アセテート膜泳動法に比較して,(1)作業内容が単純化され,(2)作業に要する時間が短縮され,(3)分離能にすぐれており,(4)応用範囲もかなり広いという利点をもっている.しかし分離がややシャープすぎるために,デンシトメトリーに支障をきたす場合もありうるという使用上の制限も認められた.
しかし本システムは著者らの経験によると,アイソザイムの分離,リポタンパクの分離,免疫泳動などにすぐれた能力をもつと思われ,本邦における報告もないので使用経験と結果を紹介したい.
電気泳動法の臨床的応用は,支持体の改良とともに普及発展してきたが,最近ポル-Eフィルムシステム(Pfizer社)を使用する機会を得たので紹介したい.総括的に述べると,濾紙,セルロース・アセテート膜泳動法に比較して,(1)作業内容が単純化され,(2)作業に要する時間が短縮され,(3)分離能にすぐれており,(4)応用範囲もかなり広いという利点をもっている.しかし分離がややシャープすぎるために,デンシトメトリーに支障をきたす場合もありうるという使用上の制限も認められた.
しかし本システムは著者らの経験によると,アイソザイムの分離,リポタンパクの分離,免疫泳動などにすぐれた能力をもつと思われ,本邦における報告もないので使用経験と結果を紹介したい.
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