文献詳細
文献概要
検査機器のメカニズム・14
pHメーター
著者: 大場操児1
所属機関: 1順大医院中検生化学
ページ範囲:P.228 - P.229
文献購入ページに移動1.ガラス電極pHメータの測定原理(図1,2)
図1は,測定の際に測定者がpHメータに手を触れる個所を配線図の上で示したものである.薄いガラス膜で作られた容器(G)の中にpH既知の溶液(B)を入れ,被検液(A)に浸すとガラス膜の両側に電位差を生ずる.両液に適当な電極E1,E2を浸して.その電位差を電圧計(V)で測定すれば,ガラス膜に発生した起電力を知ることができる.この起電力はほぼpH値に比例し,pH 1で59.1mVである.関係式は次のように示されている.
図1は,測定の際に測定者がpHメータに手を触れる個所を配線図の上で示したものである.薄いガラス膜で作られた容器(G)の中にpH既知の溶液(B)を入れ,被検液(A)に浸すとガラス膜の両側に電位差を生ずる.両液に適当な電極E1,E2を浸して.その電位差を電圧計(V)で測定すれば,ガラス膜に発生した起電力を知ることができる.この起電力はほぼpH値に比例し,pH 1で59.1mVである.関係式は次のように示されている.
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