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文献詳細

雑誌文献

臨床検査17巻3号

1973年03月発行

文献概要

カラーグラフ

血小板と骨髄巨核球

著者: 塚田理康1

所属機関: 1虎の門病院血液学科

ページ範囲:P.246 - P.247

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 骨髄巨核球はその成熟度により,骨髄巨核芽球(megakaryoblast),骨髄前巨核球(promegakaryocyte),骨髄巨核球(megakaryocyte)に分類されている.血小板の大部分は巨核球,一部は成熟した前巨核球の細胞質より分離され形成される.以下塗抹標本の骨髄巨核球の各成熟段階を示す.巨核芽球と未熟な前巨核球は遭遇する機会が少なく,両者の区別が困難な場合が少なくない.図2-5は本態性血小板減少性紫斑病で幼若骨髄巨核球の増加,血小板生成不良を認めた症例の標本である.染色法はライト・ギムザ染色により,倍率は同じに統一した.他細胞の大きさと比較してほしい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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