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総説
病院病理部のあり方
著者: 安倍弘昌1
所属機関: 1国立国府台病院研究検査科
ページ範囲:P.275 - P.279
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現在,大きな総合病院では病理部がおかれていて,専任の病理医が働いている所が多くなっている.しかし全国的にみれば,大都会あるいはその周辺の大病院に限られ,まだまだ地域的な偏在が目だつのが現状である.
わが国の病院で病理部門の検索が終戦前にも行なわれていなかったわけではないが,臨床医師が兼務で仕事を担当するか,大学病理学教室へその仕事が依頼され,院内に専任の病理医がいて,業務を担当する制度は確立されていなかった.
現在,大きな総合病院では病理部がおかれていて,専任の病理医が働いている所が多くなっている.しかし全国的にみれば,大都会あるいはその周辺の大病院に限られ,まだまだ地域的な偏在が目だつのが現状である.
わが国の病院で病理部門の検索が終戦前にも行なわれていなかったわけではないが,臨床医師が兼務で仕事を担当するか,大学病理学教室へその仕事が依頼され,院内に専任の病理医がいて,業務を担当する制度は確立されていなかった.
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