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学会印象記 第19回日本臨床病理学会
医療情報処理はマクロダイナミックに
著者: 舟谷文男1
所属機関: 1慶大病院中検
ページ範囲:P.302 - P.302
文献購入ページに移動 今学会(1972,10.8-10)では,シンポジウム,一般演題合わせて337演題の発表があり非常な盛会であった.シンポジウムは4テーマあり,シンポジウムIではRIの臨床検査への応用というテーマで11演題が報告された.ここでは,前葉ホルモンおよびT3,T4の測定上の問題点,応用,臨床的評価などが論じられた.またAu抗原・抗体のSolid phase RIが報告されユニークな方法として注目をひいた.その他血清鉄結合能,ビタミンB12,酵素,タンパク質・脂肪同時吸収試験,赤血球寿命と脾・網内系機能検査および内因子・内因子抗体の演題で多岐にわたって報告があった.シンポジウムⅡでは電気泳動法の臨床的応用がテーマで,Mタンパク,リポタンパク,糖タンパク,異常ヘモグロビン,尿タンパクについて8演題が報告された.シンポジウムⅢでは最近臨床的に注目されている酵素としてMAOとγ-GTPがとりあげられ,それぞれの測定法,臨床的意義,アイソザイム,組織由来などについて10演題もの発表があり,教育的な内容をもったものであった.シンポジウムIVでは脳波検査の価値と限界というテーマで6演題が報告された.
一般演題は,内分泌,酵素,血液,糖・有機酸,肝機能,腎機能,脂質,含窒素タンパク,正常値精度管理,自動化,無機物一般,病理,生理,細菌,血清について8会場に分かれて302演題が報告された.
一般演題は,内分泌,酵素,血液,糖・有機酸,肝機能,腎機能,脂質,含窒素タンパク,正常値精度管理,自動化,無機物一般,病理,生理,細菌,血清について8会場に分かれて302演題が報告された.
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