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文献詳細

雑誌文献

臨床検査17巻3号

1973年03月発行

文献概要

化学検査のうつりかわり・3

尿素

著者: 坂岸良克1

所属機関: 1埼玉医大生化学

ページ範囲:P.303 - P.310

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まえがき
 尿を加熱濃縮し,放冷するか,乾固物をアセトンで抽出して放置しておくと針状の大きな結晶が析出してくる.これが尿中成分としてみいだされたのは1733年とされている.ドイツ語Harnstoffは尿Harn中の物質Stoffとして現在の尿素Ureaを表わすために使われてきた.
1828年,Wöhlerは尿素が加熱分解によって二酸化炭素とアンモニアを生ずることから,シアン酸アンモニウム(アンモニア水とシアン酸カリウムを原料とする)を使って尿素に変えることに成功した.この変化は

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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