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特別寄稿
‘私の趣味は免疫学’—F.Peetoom博士の講演を聞いて
著者: 伊藤忠一1
所属機関: 1東北大病院中検
ページ範囲:P.312 - P.313
文献購入ページに移動 ‘Immunology is my hobby’これは昨年8月19日,日大駿河台病院の講堂で開催されたF.Peetoom博士の‘Immunology as a laboratory tool’と題する講演の冒頭のことばである.本講演会は電気泳動学会主催,日本臨床病理学会血清専門委員会および東京都衛生検査技師会血清反応研究会共催のもとで行なわれたものであるが,同様の講演会は東京以外でも数か所で行なわれた.しかし地理的な理由で本講演を聞くことのできなかった読者も多くいよう.筆者はこのような人のために本講演の内容を紹介しようという編集者の意図に賛成し,不得手な英語もかえりみず,あえてこの仕事を引き受けた次第である.F.Peetoom博士の講演の内容をいかほど正確に紹介できるか筆者も自信はないが,以下に逐一訳出することはやめ,その要点を筆者の感想なども加えつつ書きつづってみたいと思う.なお,本講演の基礎的部分についてはAmerican Journal of Medical Te-chnology37巻12号(1971年)誌上で詳細に論じられているので参照されたい.
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