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検査室の用語事典
文献概要
12) Contamination;汚染
分析値に誤差をもたらすような試料中への異物の混入をいう.自動分析の立場からすると,異物としてもっとも問題となるものは,(1)前行試料と,(2)試料に加えられる試薬,の2つである.前行試料による汚染は,各検体が連続して採取される時につねに問題となるもので交差汚染cross contaminationとよばれる.試薬による汚染は,特にdiscretesystem*におけるサンプリングのさい,diluter*によって検体が吸引され,試薬(または蒸留水など)によって希釈されながら反応容器に移されるが,この試薬(希釈液)の残液が次の検体に混入することをさし,sample diluent contaminationとよぶ.crosscontaminationは,キャリーオーバーの原因の一つとなるものであるが,用語としては混同されて用いられることが多い.
分析値に誤差をもたらすような試料中への異物の混入をいう.自動分析の立場からすると,異物としてもっとも問題となるものは,(1)前行試料と,(2)試料に加えられる試薬,の2つである.前行試料による汚染は,各検体が連続して採取される時につねに問題となるもので交差汚染cross contaminationとよばれる.試薬による汚染は,特にdiscretesystem*におけるサンプリングのさい,diluter*によって検体が吸引され,試薬(または蒸留水など)によって希釈されながら反応容器に移されるが,この試薬(希釈液)の残液が次の検体に混入することをさし,sample diluent contaminationとよぶ.crosscontaminationは,キャリーオーバーの原因の一つとなるものであるが,用語としては混同されて用いられることが多い.
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