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新しい機器の紹介
国産6チャンネル自動分析装置Mediac 610
著者: 村井哲夫1 菱田久美子1 小幡雅祥1 町田孝夫2
所属機関: 1藤沢市民病院臨床検査科 2緒方研究所
ページ範囲:P.664 - P.667
文献購入ページに移動近年臨床検査の進歩による新しい検査法の開発と,その件数の飛躍的な増加に伴い,いわゆる自動分析装置が病院検査室,検診センター,検査センターなどで利用されるようになってきた.わが国においても数種の多チャンネル自動分析装置が開発され,実用に供せられるようになった.著者らの藤沢市民病院臨床検査科においても新しく開発された国産6チャンネル,ディスクリートシステム自動分析装置Mediac 610(DKKヤトロン)を購入した.
本装置を日常検査に利用するにあたり,LDH, GPT,ALP,アルブミン,U-N, GOTの6種目の検査方法に検討を加えた.その結果LDH, GPT, ALP,アルブミン,U-Nの5種目については満足すべき成績を得ることができたので日常検査への移行にふみきった.その後約6か月間に6,000件の検体を処理し,その間の測定方法の検討成績および,日常検査移行像の問題点などを述べ,本装置の概略を紹介する.
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