文献詳細
文献概要
検査機器のメカニズム・18
AD変換器
著者: 又吉正治1
所属機関: 1東大工学部電子工学科
ページ範囲:P.692 - P.693
文献購入ページに移動 AD変換器とはアナログ(Analogue)量をデジタル(Digital)量に変換する装置である.アナログ量とは,メーターの指示やレコーダーに描かれる検査曲線のように目盛で表わされるようなものをいい,デジタル量とは,血球カウンターによる計数結果のように,数値そのもので表わされる量をいう.デジタル形電子計算機が病院の自動化に使用されるようになってきたが,検査室において,検査機器を電子計算機と接続して自動的に検査データの収集を行ない,補正,統計などの処理を行なおうとする時にAD変換器が必要となってくる.このときデジタル量としては0,1だけで表現される2進数のことをいう.
AD変換器は,その方法により次のように分類される.
AD変換器は,その方法により次のように分類される.
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