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文献詳細

雑誌文献

臨床検査17巻6号

1973年06月発行

文献概要

Senior Course 生理

多現象の記録

著者: 戸崎丑之助1

所属機関: 1日本光電工業(株)

ページ範囲:P.702 - P.702

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 多現象の記録ということをここでは次のように定義しよう,‘物理的な性質がそれぞれ異なる2つ以上の現象を同じ時相の上に並べて記録すること’.生体の内外には互いに関連し合っている多くの物理,化学的現象があるが,限られた記録チャンネルに対し現象を効果的に配置しなければならない.たとえば(1)目的とする現象(発汗量),(2)それに直接影響を与える現象(温度,湿度),(3)派生的に影響される現象(心拍,呼吸数)およびモニターとして併記したい現象(心電図,脳波)などである.この時(1)が直接記録できない場合には代用現象(体重)または原始情報を処理(現体重−初期体重=発汗量)して用いる.また初めから相関がつかめない時は入手しうる情報で記録をくり返しながらチャンネルを整理するよう心がけることになろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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