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文献詳細

雑誌文献

臨床検査17巻7号

1973年07月発行

文献概要

カラーグラフ

ペスト菌

著者: 和気朗1

所属機関: 1国立予研細菌第1部第4室

ページ範囲:P.710 - P.711

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ペストは大正末期まで日本にも流行した.現在東南アジア,アフリカ,中南米に発生するが,北米合衆国でも野生齧歯類の保菌は絶滅の見通しがない.ヒトの腺ペストが肺ペストに移行したら流行の危険が大きい.実際の診断上ヒントとなる特徴を以下に図示するが,ほかにエンベロープ(Fraction I)に対する特異抗体を利用した螢光抗体法,臓器抽出液との沈降反応が比較的確実である.診断が陽性の材料は低温に保存し決して捨ててはならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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