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文献詳細

雑誌文献

臨床検査17巻7号

1973年07月発行

文献概要

研究

免疫拡散板による血漿フィブリノゲン測定法の検討

著者: 宮谷勝明1 中村容子1 萩野冨美子1 川島静1 高畑譲二2 福井巖3

所属機関: 1宇治黄檗病院臨床検査科 2宇治黄檗病院内科 3京都府立医大病院臨床検査部

ページ範囲:P.780 - P.782

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 血漿フィブリノゲンの測定法として,Cullen-VanSlykeによって開発されたフィブリン凝塊をKjeldahl法にかけて,その窒素を定量する術式が最もすぐれているとされている1).これには数多くの変法があり,その中で臨床検査によく用いられる方法として,Folin-Ciocalteu試薬で発色させて比色する方法2,3)や凝塊の重量を秤る方法4)などがある.これらの方法は操作が複雑であるのに対して,比濁法5,6)は簡単な操作で迅速にフィブリノゲンを定量しうることと,その定量値がCullen-Van Slyke変法によく一致する点で推奨されている1).最近,これとは別に免疫学的な方法7,8)が導入されるようになったが,著者らはManciniら8)によって開発された一元平板免疫拡散板を用いて測定を行なう場合の測定条件について検討を試みたので,その成績を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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