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文献詳細

雑誌文献

臨床検査17巻7号

1973年07月発行

文献概要

Senior Course 血液

骨髄像の見かた,考えかた(7)—細胞形態観察の基礎

著者: 桑島実1

所属機関: 1日大臨床病理

ページ範囲:P.814 - P.814

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 末梢血液細胞の形態観察は主に,赤血球系,顆粒球系,リンパ球系などのそれぞれの系列で分化と成熟の最終段階にある細胞相互を,その特徴ある形態から分類することに主眼が置かれている.これに対し骨髄では各系列相互の分類に加えて,それぞれの系列のうちで分化と成熟に従って段階的に分類することが加わる.
 骨髄細胞の分類がむずかしい点は,1つの系列のうちで細胞そのものが不連続に分化,成熟するのではなく連続しているため常に中期の形態をもつ細胞があること,分化と成熟の初期に各系列相互の形態が似ていることなどがあげられる.そこで今回は主に前者に関連して,成熟過程に伴う細胞形態の変化を理解するのに必要な基本事項について整理してみる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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